新型ERC

再定義された安定性

安定性とは、走行条件や風の状況を問わず、自転車をコントロールできることを意味します。耐久性に特化したERCロードホイールは、より速く、より改善された操縦安定性を備え、さらにバランスのとれた、それでいて野心的なロードサイクリング スタイルを反映して再開発されました。空気力学的に最適化されたリム形状と22 mmに拡がったリム内幅、Ratchet EXPテクノロジーを採用したハブ、最新世代のエアロスポークを搭載したERCは、その道がどこに続いていようと、スピード、俊敏性、快適性、そして自信に満ちた走りを提供します。

自分の意志で情熱を燃やす

グランフォンドや短時間のイブニングライドに: エンデュランス専用のERCロードホイールは、情熱と冒険心に突き動かされたライダーのために開発されました。山岳賞を追いかけるのと同じくらい、旅で心躍る経験を満喫したい方に。また、グループライドだけでなく、オフタイムの自分だけの特別な瞬間に集中したい方に。自分の意志で、自分のやり方で、さらに先へ進みたいという熱い情熱を燃やしている方に。

AERO+コンセプトに基づいて再定義された安定性

実際の道路を風が吹く状況で走行する場合、全力で走りたいときであっても、落ち着いてライドを満喫したいときであっても、ホイールの操縦安定性が優れていることが重要です。AERO+コンセプトに基づいて、空気力学の最適化の専門家であるSwiss Sideと協力し、空気抵抗の改善とステアリングモーメントの低減を両立して再開発されたのが、新型ERCホイールです。

再定義されたリム形状

AERO+コンセプトは、ホイールの開発と最適化のためのより包括的なアプローチです。
従来の並進抗力や回転抗力といった空力パラメーターに加えて、ハンドリング、グリップ、快適性、転がり抵抗など、現代のエアロロードホイールに求められる更なる品質基準に対応しています。新型ERCのリム形状の再設計により、次の2つの重要な目標を見事達成しています。

空気抵抗
リム形状を空気力学的に最適化することで、抗力値をさらに低減しました。

操縦安定性
ステアリングモーメントを低減しながら変化を予測しやすくし、スムーズな減速を実現するよう、リム形状を再定義しました。

AERO+コンセプトの詳細と、AERO+コンセプトがどのようにして走行体験を向上させるかについて、詳しくご覧ください。

リム内幅の拡大

新型ERCは、リム内幅を22 mmに拡大したことで、以下のメリットを提供します:

 クッション性能

リム内幅が広くなることで、比較的低い空気圧で使用できるワイドタイヤを装着することができます。衝撃吸収性が高まることで、ホイールの緩衝性が向上するため、特に長距離ライドでメリットが得られます。

グリップとトラクション

内幅が広いリムにタイヤを装着すると、従来の幅のリムよりもタイヤはより円形に近い形状になり、設置面積の形状が変化し、グリップ性能とトラクション性能にも変化が生まれます。

転がり抵抗の低減

ワイドタイヤは、転がり抵抗にもプラスの影響をもたらす傾向にあります。容積が大きくなるため、接地面が広くなり、リム打ちパンクのリスクが軽減され、低空気圧での走行が可能となります。ナロータイヤの狭い接地面と比較すると、ワイドタイヤの接地面は前後方向に「短く」なります。そのため、タイヤは変形しやすくなり、転がり抵抗が減少します。最新のチューブレスタイヤでは、この効果はさらに増幅される場合があります。

横方向の安定性

内幅が広いリムの場合、コーナリング時やスプリント時の横方向の屈曲が減り、ハンドリングの安定性とステアリングの精度が向上します。

空力的に最適化されたスポーク

最新のAEROロードラインナップで空力性能の改善に貢献している新世代のDT Swissエアロスポークが、ERCホイールにも採用されました。

  • エアロスポークのワイドでありながら薄型なブレード形状が、回転抗力の更なる低減を実現します。
  • Tヘッドスポークは、空力的に最適なスポークの位置合わせを保証し、回転抗力と並進抗力を低減します。
  • 平坦鍛造プロセス中の圧縮率を高めることで,スポークの引張強度が強化され、耐久性が向上しました。

スポーク テクノロジーとDT Swissでの製造工程について詳しくはこちら。

重量対空力性能比

ホイールの重量対空力性能比の品質は、用途とそれに由来する要件に基づいて、重量と空力性能を関連付けることによって判断できます。
これらを考慮すると、耐久性に特化した新型ERCラインナップの重量対空力性能比は素晴らしいバランスを実現しており、特に長距離走行時において、多種多様な地形、路面、風などの状況にライダーが対処できるように設計されています。

RATCHET EXPテクノロジーを搭載したハブ

ERCラインナップでは初めて、特許取得済みのRatchet EXPフリーハブ技術を搭載されており、以下のメリットが得られています。

優れた信頼性

ラチェットとともに内側ラチェットリングとハブボディを固定接続することで、精密な噛み合わせが保証されています。

寿命の延長

ベアリング間の距離が拡がった結果、ハブの剛性が向上しました。また、たわみが少なくなるため摩耗が減少しました。

容易なメンテナンス

工具を使用しないノーツールコンセプトにより、ハブの分解が容易になり、様々なフリーハブボディシステムへの変換も簡単に行えます。

進化したハブボディ

よりスリムで剛性の高いハブボディにより、空力性能と耐久性が向上しました

SINCセラミックベアリング(ERC 1100 DICUT / 180 DICUT HUB)

転がり抵抗を低減し、耐久性が向上。
特許取得済みのRatchet EXP テクノロジーについて詳しくはこちら。

ERC

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ERC 1100 DICUT®

  • セット当たり希望小売価格(米国$) 最低:$ 2911
  • セット当たり重量 以降 1300 g
  • ブレーキインターフェイス ディスクブレーキ
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ERC 1400 DICUT

  • セット当たり希望小売価格(米国$) 最低:$ 2387
  • セット当たり重量 以降 1379 g
  • ブレーキインターフェイス ディスクブレーキ
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